2021年6月例会

劇団文化座公演 旅立つ家族

原作:金 義卿 翻訳:李 惠貞 演出:金 守珍

鮮烈な生 時代と国境を超えた愛と、家族の物語

劇団文化座公演 旅立つ家族

韓国の国民的画家、イ・ジュンソプ(韓国のゴッホとも言われる)と日本人の妻、山本方子(まさこ)との間に200通を超える愛の絵手紙が導き出す家族愛の物語

 日本による韓国併合の時代に、朝鮮北部に産まれたイ・ジュンソプは、朝鮮の大地を愛し幼い頃より絵に描いていた。

 1935年、日本に渡り 、東京帝国美術学校、文化学院美術科で絵を学ぶ。在学中に山本方子と出会い魅かれ合うが、戦局も逼迫して一人、実家のある元山(ウォンサン)へと戻った。思いを断ち切れない方子は終戦間近の1945、危険な玄界灘を一人渡りジュンソプと再会する。二人は結婚、二人の子どもを授かる。

 やがて第二次大戦は終結するも朝鮮半島は混乱が続き、朝鮮戦争が勃発。身の危険を感じたジュンソプは、元山から脱出する。一家は釜山から済州島にたどり着くが、方子と子どもたちは健康状態が悪化、ジュンソプを残して日本に帰ることとなった。この頃にジュンソプから届いた手紙には胸打たれる。「君にあいたい 心はいっぱい長い長いポッポ(キス)をおうけとりください。」

 

 1953年に滞在許可を得た彼は、一週間足らず日本に滞在するが、この時が夫婦が会う最後となる。帰国後の彼は創作に没頭するが、日本にいる妻と子供と暮らすことを夢見ながら、当時2つの国に国交はなく、夢は叶わず失意のうちに心身を病み195639歳で夭折した。イ・ジュンソプの芸術に賭ける熱い情熱と、韓国と日本に離れ離れになっても消えることのなかった家族の愛は、普遍的な輝きを放っている。

佐々木愛

佐々木愛

藤原章寛

髙橋美沙

有賀ひろみ



阿部勉

高村尚枝

高村尚枝

米山実

米山実


会場

日程 

 

広島市民劇場

 

安佐南市民劇場

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アステールプラザ(大)

 

安佐南区民文化センター_

 

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13:00

 

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13:00

 

17:00

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18:30

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例会参加希望日締切 4月23日(金)  座席シール発行 5月18日(火)

 

後援:広島市・広島市教育委員会