キャスト
スタッフ
作=マキノノゾミ
演出=宮田慶子
美術=土岐研一
照明=中川隆一
音響=高橋巖
衣裳=半田悦子
ヘアメイク=鎌田直樹
舞台監督=尾花真
製作=森正敏 小笠原杏緒
出会い、別れ、憧れ、嫉妬、友情
男と女、男と男、そして女と女
時代の流れの中でそれぞれの運命がもつれ合う
横浜のとある老舗ホテルを舞台に
マキノノゾミ氏が12年ぶりに青年座に書き下ろし
2013年紀伊國屋ホールで初演
『ヤクザに追われて』
1970年の初冬 / 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室
芳崎正志=小豆畑雅一 / 長谷川=松川真也 / 奥山ハルコ=那須 凜
『人間観察』
1975年の夏
横浜の、それは老舗というべきホテルの喫茶室
柳井フミヨ=當銀祥恵 / 杉浦洋介=横堀悦夫/初老の男=加門 良
ウェイトレス=三枝玲奈 / 芳崎正志=小豆畑雅一
『脅迫』
1980年の初秋 / 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室
選手=伊東潤 / コーチ=高松潤
『初恋の人』
1985年の初夏
横浜の、それは老舗というべきホテルのロビーラウンジ
奥山ハルコ=椿真由美 / 大野木健太=石母田史朗 / ウェイトレス=三枝玲奈
『離婚記念日』
1990年の冬 / 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室
杉浦洋介=横堀悦夫 / 柳井フミヨ=津田真澄
『プロポーズ』
1995年の夏 / 横浜の、それは老舗というべきホテルのロビーラウンジ
大野木健太=石母田史朗 / コンシェルジュ=加門 良 / ケンタ=前田聖太
カオリ=世奈 / 奥山ハルコ=椿真由美 / ウェイトレス=三枝玲奈
『ネックレス』
ある年の初夏 / 横浜の、それは老舗というべきホテルの客室
柳井フミヨ=津田真澄 / 杉浦洋介=横堀悦夫 / 18のフミヨ=當銀祥恵
18のハルコ=那須 凜 / 長谷川=松川真也 / 奥山ハルコ=椿真由美
年を重ねて
宮田慶子
宮田慶子
(みやた・けいこ)
1957年生まれ。東京都出身。1980年に青年座(文芸部)に入団。
1985年『ブンナよ、木からおりてこい』の演出で注目を浴び、1995年『MOTHER』で紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。1998年『フユヒコ』で読売演劇大賞優秀演出家賞。
同年『ディア・ライアー』で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。2002年『赤シャツ』『悔しい女』『サラ』で第9回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第4回毎日芸術賞千田是也賞受賞。2010年9月、新国立劇場芸術監督に就任。
最近の演出作品として、青年座『をんな善哉』『地の乳房』『フォーカード』、新国立劇場『永遠の一瞬』『三文オペラ』『海の夫人』『パッション』『月・こうこう、風・そうそう』、TBS『真田十勇士』、ワタナベエンターテインメント『オーファンズ』など。
『MOTHER-君わらひたまふことなかれ―』『フユヒコ』『赤シャツ』と、三作品続けてコンビを組ませて頂いたマキノノソミ氏に、何と13年ぶりに青年座に書き下ろしていただいたのが、この『横濱短篇ホテル』である。
『MOTHER』の初演が1994年、『フユヒコ』が1997年、そして2001年に初演した『赤シャツ』が、おかげ様で再演の全国公演を重ね、ようやく2012年に千穐楽の幕をおろしたこともあって、まさか13年も「新作」を書いて頂いていなかったことにびっくりすると同時に、あらためて時の流れの早さに驚いた。
『横濱短篇ホテル』は、前三作(マキノ三部作と呼んでいる)とは、ガラリと趣きが異なり、『セイムタイムーネクストイヤー』ばりの、5年毎のオムニバス集。せつなく、おかしく、そして実は、かなり泣かせるロマンティックなラブ・ストーリーになっている。
1970年からスタートする、長い長い40年を越えての時の流れの設定は、その時代の空気感をつかもうとして、自然と、自分自身の来し方とオーバーラップさせながらの稽古場になってしまう。
第一話「ヤクザに追われて」の1970年。東京都内の私立中学の一年生であった私は、私鉄とバスの乗り換えの通学路であった新宿駅西口コンコース広場で、三島由紀夫自決の文字が躍る、人生初の号外を受け取った。その頃の横浜といえば、私の中では、ユーミンの「山手のドルフィン」だった。
第二話の75年は、進路に悩む高三。そして第三話の80年には、青年座に入団し、第四話の85年には、震えながら『ブンナよ、木からおりてこい』の初演出をしていた。
そして、85年、90年、95年:現在…。
ホテルを舞台にいわば定点観察をした登場人物達の人生と、自分の歩いてきた節目節目が重なり、古くからの親友のような気になってくる。
「お互い様、何だか色々あったよね―」
と、思わず、芝居の中の一人一人と肩を叩き合いたい気分だ。
「いい事ばかりではないけれど、でもそうそう捨てたもんじゃないよ、生きてるって…。」と観て頂いた皆様と共に、うんうんとうなづき合えたら、私は幸せだ。
(劇団パンフレットより)
4月2日(火) |
4月3日(水) |
4月9日(火) |
4月10日(水) |
4月11日(木) |
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昼 |
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13:00 |
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13:00 |
13:00 |
夜 |
18:30 |
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18:30 |
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会場 |
安佐南区民文化センター |
アステールプラザ(中ホール) |
希望日締め切り2月22日(金) 座席シール発行3月12日(火)
後援:広島市・広島市教育委員会