オペラシアターこんにゃく座公演 オペラ『ネズミの涙』
台本・演出:鄭義信 作曲:萩京子
舞台は縁の下の戦場。
あっちこっちの前線を旅して回るテンジクネズミの“天竺一座”を中心に物語は進む。
座員は、父親マンガン、母親スズ、息子チタン、娘リンのたった4人の家族だけ。
野ネズミの軍曹、娼婦ネズミも巻き込み演じるのは、ご存じ「西遊記」。
チタンは軍隊に入り、野ネズミの兵隊ニッケルはリンに惚れて旅回りについてくる。
戦争は続く…。
米粒より小さいネズミの涙が世界を覆う。それでも希望を失わず行き続けるネズミたち。
愛と笑いと涙の“天竺一座”の旅は続く…。
こんにゃく座について
オペラシアターこんにゃく座は、[新しい日本のオペラの創造と普及]を目的に掲げ、1971年に創立されました。母体となったのは、東京芸術大学内で1965年から12年間にわたって活動が続いた学生たちのサークル「こんにゃく体操クラブ」です。このクラブでは、故宮川睦子氏(元東京芸術大学名誉教授)指導のもとに、身体訓練と演技の基礎訓練が行われました。この「こんにゃく体操クラブ」出身者たちにより、自国語のオペラ作品をレパートリーとし、恒常的にオペラを上演する専門のオペラ劇団としてオペラシアターこんにゃく座は設立され、巡回公演を開始しました。
日本にオペラが紹介されてから今日に至るまで、日本では、ヨーロッパで通用するオペラ歌手の育成に力を注いできています。 その結果、日本語を歌う技術がなおざりにされ、観客は聞き取れない日本語の歌を聞かされ続けています。そのなかで、こんにゃく座はよく聞き取れる、すなわち内容の伝わる歌唱表現を獲得することを、創立当初からの目的とし、その成果は各方面からの評価を得るに至っています。
こんにゃく座はまた、オペラの演劇性を重視し、こんにゃく体操で培われた身体性を駆使し、演出面にも斬新な発想を提示し続けています。そして大掛かりなグランド・オペラの方向はとらず、ピアノのみ、あるいは小編成のアンサンブルの演奏と少人数の出演者による作品を創作し、数多くの上演を重ねています。
作曲家・林光(1931-2012)は1975年より音楽監督、座付作曲家を、1997年より芸術監督を務めました。現在、萩京子を代表・音楽監督とし、約40名の歌手を擁し、年間およそ250公演の上演活動を続けています。
7月28日(土) |
7月29日(日) |
7月30日(月) |
8月1日(水) |
8月2日(木) |
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昼 |
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13:00 |
13:00 |
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13:00 |
夜 |
18:30 |
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18:30 |
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会場 |
アステールプラザ(中ホール) |
安佐南区民文化センター |
希望日締め切り 6月22日(金) 座席シール発行 7月5日(木)
後援:広島市・広島市教育委員会