》〉》〉》 2017年4月例会 《〈《〈《

劇団前進座公演 『柳橋物語』

劇団前進座公演『柳橋物語』 原作 山本周五郎 脚色 田島 栄 演出 十島英明

「柳橋物語」を芝居にしてみたいという魅力が何なのかについては、いろいろあるけれども、

ただひとことの言葉が、ただ一度の出合いが

人生を決定してしまう……というテーマに

大いに 心を動かされたことが大きくある……  

                    十島英明

おせん

 

今村文美

おもん

三代(中年)

浜名実貴

久造

町人

町役

上滝啓太郎

弥助

施粥の男・町人

三代(中年)

本村祐樹

清七

町人

客の声

研修生

おかん

町人女房

 

北澤知奈美

幸太

町人

嵐芳三郎

源六

町人

津田恵一

昌吉・町人

()魚屋

三代(若者)

嵐市太郎

おらく・おうめ

町人女房

三代(若者)

黒河内雅子

勘十(藁屋)

町人

三代(老人)

渡会元之

おきみ

町人女房

 

横澤寛美

庄吉

町人

中嶋宏太郎

権二郎

町人

早瀬栄之丞

友助

町人

 

忠村臣弥

おみつ

おたか

町人女房

西川かずこ

お常

町人女房

三代(老人)

田中世津子

松造

夜廻り

町人

藤川矢之輔

 あらすじ

 江戸下町の杉田屋の大工、幸太と庄吉の二人は、研屋の源六の孫娘おせんを愛していた。杉田屋の跡取りに幸太が決まった時、庄吉はおせんを柳河岸に呼び出して、上方へ修業の旅に出るが、帰るまで待っていてくれと言うのだった。生まれて初めて聞く男の言葉に、おせんは答えた「……待っているわ、庄さん。」

 

 「おれの嫁になってくれ」と言う幸太に、おせんは「もうあまり来ないで貰いたいの」と、幸太にとって余りにも悲しい言葉を投げつける。寝たきりの祖父の源六をかかえて、ひたむきに生きるおせんの心を支えていたのは、上方にいる庄吉への思いであった。

 二月の寒い風の夜に起こった火事は、江戸の町々を炎の中に包んだ。幸太は源六を背負って柳河岸まで逃げのびたが、渦巻く火焔の中で源六は息をひきとってしまう。そしておせんを助けようと幸太も死んだ。

 雪をまじえた風が吹きつける焼跡に、おき捨てられた赤ん坊をしっかりと抱きしめ記憶を失ったおせんの姿があった。赤ん坊は、おせんが口走った「幸さん」という言葉で幸太郎と呼ばれ、二人の生活が始まった。

 

 そしてある日、庄吉が訪れてきた。「…帰ってきたのね。」すがりつくおせん。しかし「帰らなければよかった……その子は誰の子だ、子を捨てて証しを立てろ。」と詰め寄る庄吉。おせんは庄吉への、愛の証しのために幸坊を捨てようとするが、捨てることはできなかった。

 

 おせんは叫ぶ

   ねえ、あたしを信じて……

   本当のことはいつか分かる筈よ、

   あたし待ってるわ…… 


 

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13:00

13:00

16:00

18:30

会場

アステールプラザ

安佐南区民文化センター

 

 希望日締切 2月24日(金)   座席シール発行 3月17日(金)

 

後援:広島市・広島市教育委員会