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》〉》〉》 2017年2月例会 《〈《〈《

イッツフォーリーズ公演 『死神』

世にも恐ろしい死神の、この世での姿は、

なんともカワイイギャルだった?

落語の「死神」をもとに、

左とん平主演で贈る、笑いと涙の

2017年例会 イッツフォーリーズ公演『死神』 原作 今村昌平 脚本 水谷龍二 演出 鵜山 仁

死神楽隊

吉田さとるkey.         太田裕子/金子浩介pf.

えがわとぶを/石田純bass.  島野和樹drums

                          ※死神楽隊に関しては変更することがあります


 作品は、三遊亭圓朝がヨーロッパのグリム童話から編み出したと言われてる落語を元に、今村昌平氏がオペラ化、その台本が面白いと西村晃氏がミュージカル化したらどうかと企画を持ち込んだのがきっかけです。

 

 この作品を新作企画として立ち上げることになったのは、左とん平のミュージカル主演にあります。イッツフォーリーズは、アトリエフォンテーヌ、そして紀伊國屋サザンシアターで立ち上げた,左とん平主演ミュージカル「天切り松人情闇がたり」という作品で、年間全国の演劇鑑賞会の例会で巡演を行ってきました。演劇鑑賞会の例会を始めて経験した左とん平氏の、例会に対する熱い思いを伺い、是非、もう一度イッツフォーリーズと全国を巡演したいという願いを実現するために、次回作としてこの作品を選びました。左とん平氏の願いとあって、脚本水谷龍二氏、演出鵜山仁氏、イッツフォーリーズ公演という「天切りカンパニー」での新作となります。


 Story

 金もない、女にも持てない、さえない葬儀屋の主人、早川実は、婿入りした女房タツに仕事も家庭も夜の営みもダメだダメだと攻められている。そんな生活に嫌気がさした早川は自らの命を絶とうとした時に、見たこともない若い美女が現れ、自分は死神だと名乗る。そんな死神ロロに人助けをしながら金儲けができる話をされる。ロロが病人の頭にいる時、その患者は死ぬのだが、足元にいれば助かるということを知る。但し、人助けをした後は褒美として、自分を抱いてほしいと約束をさせられた。半信半疑で、死にそうな社長のところに出向いて行き、あっという間に死んだ社長をベッドごとくるりと回転させると不思議に生き返り、すっかり元気な姿になっていた。ふんだんな謝礼をもらった早川は、約束通り死神を恐る恐る、自信なく抱くことにする。それが不思議と男として見事に死神を満足させた早川は、死神を信じて、次々と死人を生き返らせていった。しかし、その後生き返らせた人々は必ずよくない事件を世の中に起こすことになる。その事件で多くの人々が亡くなっている事実を知り、死神に騙されていたことに気づく。

 しかし、その時はすでに自分の余生は使い切られていた。

 

 目の前で自分に命だと言われたろうそくの火が消えていく・・・・。

2017年例会 イッツフォーリーズ公演『死神』
左とん平

左とん平

早川 実

藤森裕美

藤森裕美

早川タツ

吉村直

吉村 直

金丸譲次・他

大塚庸介

大塚庸介

松本勝之・他

森 隆二

中村つむぎ

吉田 雄

北川理恵

北川理恵

死神ロロ

井上一馬

井上一馬

死神のボス

茂木沙月

茂木沙月

金丸陽子・他

池田たかひろ

池田たかひろ

佐竹信二・他

池田 和

水谷圭見

山脇明日香


音楽 いずみたく/吉田さとる

作詞 藤田敏雄/大谷美智浩      美術 中嶋正留

振付 川西清彦            照明 森下 泰(ライトシップ)

音響 返町吉保(キャンビット)    衣裳 前岡直子

歌唱指導 山口正義          演出助手 本藤起久子

舞台監督 岩戸堅一・泉智幸(アートシーン)

イラスト 平澤一平          宣伝写真撮影 日高 仁

プロデューサー 𡈽屋友紀子      制作 松本崚汰・鈴木彩子

主催・企画・制作  株式会社オールスタッフ

         ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ

いずみたく作品の傑作

1972年の初演(藤田敏雄脚本・演出)から見ている者には、はっきり新作といっていいが、同時におおもとである三遊亭円朝の落語の空気も生きているのがうれしい。

下町の葬儀屋の主人、早川実(左とん平)は、仕事はこないし女房には頭が上がらないし、いっそ死んでしまうか、と思ったところに若くて美しい女性が現れ、死神ロロ(平田愛咲)と名乗り、死にそうなお金持ちを助けていっしょにお金もうけしようよ、と話しかける。瀕死の病人がベッドを180度回転させるだけで元気をとりもどし、たんまりお礼をくれるというのである。だがやってみると、実は一人助けるたびに自分の寿命が……。

左とん平は、愚直で人のいい下町男を、さらりと演じて観客を味方につける。初演のころの西村晃には、フランスの笑劇にでも出てきそうな洒落っ気があって楽しかったが、とん平はおかしさの裏に哀れさまでうっすらとただよわせていて、これもよかった。死神も、かつての今陽子や夏木マリには輝くような生命感や大人の妖艶さなどがあったが、今回の平田愛咲には可憐さと「現代っ子特有のやさしさ」があって、とん平との一見不似合いそうなコンビに不思議なメルヘン的な明るさを添えていだ。フォーリーズの面々も鵜山演出の目くばりのきいた手さばきによく答えて、歌や踊りにさわやかな人間味をふり撒いていた。

 

2014.10.1夕刊読売新聞「小田島雄志の芝居よければすべてよし」より抜粋)


2017年例会 イッツフォーリーズ公演『死神』
 

26()

27()

13:00

18:30

会場

上野学園ホール

  

 

希望日締切 1228()   座席シール発行 117()

 

後援:広島市・広島市教育委員会