公演会場での入会受付は行っておりません。 公演日は事務所をしめていますので事前に、手続きお問い合わせをお願いします。 |
慶応3年(1867)、日本の民衆の間で突如爆発的に巻き起こった「ええじゃないか」。
全国各地で空からお札が降り、人々は“ええじゃないか”の囃し声を叫びながら、男は女装し、女は男装し、群集となって踊り狂ったと伝えられています。時代は幕末末期。徳川封建制度の崩壊、そして明治新政府の誕生という、まさに近代日本への転換期の真っ只中で起きた、名も無き民衆たちのアナーキーな噴流“ええじゃないか”。
この歴史的事件をもとに、カンヌ国際映画祭グランプリ受賞監督・今村昌平(06年逝去)が1981年に映画化。そして、この今村シナリオを原作として、劇作家・藤田傳が舞台作品として脚色したのが、この『ええじゃないか』です。演出は、情念ほとばしる舞台を鮮烈に構築する鬼才・金守珍。音楽は、韓国の音楽界をリードする作曲家/音楽プロデューサー・元一(ウォン・イル)。
2006年7月、社会からはみ出した人間たちのむき出しの「生」と、爆発的な闘いのエネルギーで、ストレートに観客を魅了し、大きな反響を巻き起こした東京公演。そして翌07年2月には、韓国ソウル・アルコ劇場で、日本の劇団として初のロングラン公演を敢行し上半期観客動員記録を達成。さらに08年2月、首都ブラジリア・ナショナルシアターを幕開きとして、ブラジル10都市長期ロード公演を実施。文化・言語を超え、『ええじゃないか』の持つエネルギーは、韓国・ブラジル両社会が体現する「生」のバイタリティと呼応しあい、全公演地で熱烈な支持を得たのでした。
2度の海外公演を経て、一層苛烈に磨き込まれた『ええじゃないか』。時代の軋み、はぐれ者たちの危険なロマン、そして「生きる」「生き抜く」飽くなき執着。闘うことを失ったかのような現代ニッポンの社会に、巨匠・今村昌平がこだわり続けた、人間の「生」と「性」と「死」を、ダイナミックに放電するものです。
原作■今村昌平
脚本■藤田傳
演出■金守珍
(キム・スジン)
音楽■元一
(ウォン・イル)
劇団1980とは
1980年
今村塾を出た連中と芝居の打ち上げ。最後が朝のコマ劇場前
蛮声一番。散ろうとしたが、この侭放置すればお巡りの世話になるか、親を泣かせるか、女を泣かせるか、自分で泣くか。それなら俺も一緒に泣こう、と劇団を作った。
どうせ二、三年で潰れるだろう。色々名前の候補があったが、年号をその侭劇団名にした。
それが三十年。呆れるのみ。
藤田 傳
出演■
柴田義之
藤川一歩
山本隆世
翁長 諭
木之村達也
神原弘之
小出康統
前屋和喜
大田怜治
鶴賀喜代寿郎
近童弐吉
佐藤正行
青木和宣
梶あきお
田部圭祐
戸川 真
神田敦士
加藤亮介
★
上野裕子
光木麻美
小谷由佳
関根麻帆
小野寺亜希子
海老根寿代
開演 |
7月27日(水) |
7月28日(木) |
7月29日(金) |
7月30日(土) |
昼 |
- |
13:00 |
- |
14:00 |
夜 |
18:30 |
- |
18:30 |
- |
会場 |
アステールプラザ |
安佐南区民文化センター |
希望日締切 6月24日(金) 座席シール発行7月6日(水)
後援:広島市・広島市教育委員会